食道がんの治療法
食道がんは、口から胃へとつながる食道の粘膜に発生するがんです。がんは食道のどの部位でも発生しますが、特に胃に近い下部に多く見られます。初期段階では症状が出ないことが多く、原因は明確に解明されていません。治療法はがんの進行度(ステージ1〜4)に応じて選択されます。
内視鏡手術(Endoscopic Surgery)
がんが早期で腫瘍が小さい場合、内視鏡手術が適応されます。細いチューブ(内視鏡)を小さな切開部から挿入し、腫瘍の位置を確認した上で切除します。
食道切除術(Esophagectomy)
腫瘍が食道の一部に限局している場合、食道切除術で腫瘍とその周囲の食道組織を取り除きます。併せて近くのリンパ節も切除し、がん細胞の転移を防ぎます。切除した食道は胃に縫合し、必要に応じて結腸の一部で欠損部を補います。
食道胃全摘術(Esophagogastrectomy)
進行した食道がんでは、食道の一部と周囲のリンパ節、さらに胃の上部までを一括して切除することがあります。
化学療法(Chemotherapy)
手術と組み合わせて、静脈に投与する化学療法が行われます。がん細胞だけでなく正常細胞も影響を受けるため、副作用に注意が必要です。
放射線療法(Radiation Therapy)
放射線は高エネルギービームでがん細胞を直接破壊します。単独で、または化学療法と併用して術後の残存がん細胞に対して使用されます。
