ストレプト喉頭炎は体の他の部位に広がりますか?
ストレプト喉頭炎は、主に喉と扁桃を侵す細菌感染です。ほとんどの場合、感染は喉にとどまり他の部位へは広がりませんが、稀に合併症が起こり感染が拡大することがあります。
1. 咽頭周囲膿瘍(ペリトンシラル膿瘍)
重症例では、細菌が扁桃の周囲に膿をため、咽頭周囲膿瘍を形成します。速やかな医療処置が必要です。
2. 副鼻腔炎
喉の感染が副鼻腔へ広がると副鼻腔炎となり、顔面の痛み、鼻づまり、頭痛、発熱などの症状が現れます。
3. 猩紅熱(しょうこうねつ)
稀な合併症で、皮膚に紅色の発疹が出るほか、発熱、喉の痛み、扁桃腫脹が伴います。主に小児に見られ、特定の溶連菌株が原因です。
4. 中耳炎
まれに細菌が中耳に達し、中耳炎を引き起こします。特に耳感染症にかかりやすい幼児に多いです。
5. 菌血症
細菌が血流に侵入すると菌血症となり、緊急の治療が必要です。
6. 敗血症・中毒性ショック症候群(TSS)
菌血症が進行すると、全身の免疫系が圧倒される敗血症や、突然の発熱・発疹・嘔吐・低血圧を伴う中毒性ショック症候群を引き起こすことがあります。
これらの合併症は稀ですが、免疫力が低下している人や基礎疾患を持つ人では起こりやすくなります。喉の感染中や感染後に異常な症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
