ADHD(旧ADD)に対する非薬物療法の全体像
注意欠陥障害(ADD)
現代の医学では、かつて「非多動性注意欠陥障害(ADD)」と呼ばれていたものと多動性の有無は区別されず、ADHDという総称で、注意欠陥・多動性・両方の3タイプを包括しています。医師は多くの場合薬物療法を処方しますが、薬に頼らない治療法も一定の効果が報告されています。
薬物療法
- 刺激性薬(リタリン、デキセドリンなど)は集中力を高め、短時間型や徐放性型が選択されます。
- 非刺激性薬としては、一部の抗うつ薬や血圧降下薬のクロニジンが使用されます。
栄養療法
- 人工添加物や特定の糖質、特定の天然食品を除く除去食が試みられます。
- 食物や化学物質に対する感受性が原因の場合、症状の軽減が期待できますが、日常的に続けるのは難しいことがあります。
生活習慣療法
- 脳波バイオフィードバック(EEG)やバランス・協調運動など、脳の再トレーニングを目的としたプログラムがあります。
- 規則正しい睡眠、瞑想、ヨガ、適度な運動も症状改善に寄与するとされています。
論争と注意点
- 一部の代替療法(ビタミン・ミネラル補給、耳の治療、酵母感染治療、視線矯正、頭蓋骨の再配列、バイオフィードバックなど)は科学的根拠が不十分であり、米国小児科学会は有効性を認めていません。
