薬に頼らないADD(注意欠陥多動性障害)の代替治療法

ADD(注意欠陥多動性障害)は、子どもが注意散漫や集中困難を示す脳の状態です。薬物療法が一般的ですが、薬を使わない代替手段もあります。ここでは、食事・身体活動・カウンセリングの3つの観点から、薬以外の効果的な対策をご紹介します。

食事

  • 1970年代半ばにベンジャミン・ファイングールドが指摘したように、人工的な香料・着色料・防腐剤がADDの症状を悪化させる可能性があります。特に赤・黄色の合成着色料は除去することが推奨されます。砂糖やカフェイン、過剰な食品添加物も同様です。

    子どもの食事からこれらの要素を一つずつ数週間ごとに除去し、症状の変化を観察すると、食物アレルギーが関与しているかどうかが分かります。

    ADDの子どもには、タンパク質・複合炭水化物・オメガ‑3脂肪酸を多く含む食事が望ましく、単純炭水化物は極力控えめにします。

身体活動

  • 毎日30〜45分の身体活動は、過剰なエネルギーを消費させ、脳内のドーパミンとセロトニンのレベルを上昇させます。これらは薬が作用させる化学物質と同様で、濃度が上がると集中力や記憶力、衝動制御が改善します。

    子どもが興味を持つスポーツやダンス、庭仕事などの構造化された活動、あるいは散歩・ランニング・サイクリングといった自由な運動でも構いません。継続的に体を動かすことがポイントです。

カウンセリング

  • カウンセリングは、子どもが期待される行動や目標を明確に理解し、適切な対処法を学ぶ場となります。ADDの子どもは構造化された指示と明確なルールが必要です。

    カウンセラーは不適切な行動と適切な行動を比較しながら指導し、子どものフラストレーションを表面化させ、対処法を提案します。また、保護者にも子どもへの接し方を指導し、家庭内でも一貫したサポートができるよう支援します。

    セッションの頻度は個々の必要に応じて、月2回から週数回まで柔軟に設定できます。

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