卵アレルギーの対処法と脱感作治療

卵は米国で特定されている主要な食物アレルゲンの8つのうちの1つです。卵白と卵黄のどちらも免疫反応を引き起こす可能性がありますが、多くの子どもは成長とともにアレルギーが自然に解消します。卵アレルギーに対処するには、徹底した回避と可能であれば脱感作(デシンシタイゼーション)を行います。

回避方法

卵アレルギーの症状は、かゆみを伴う蕁麻疹や発疹、吐き気・嘔吐、喘鳴やアナフィラキシーなどの重篤な呼吸障害など様々です。卵が含まれる食品だけでなく、卵が調理された環境に近い製品でも反応が出ることがあります。したがって、卵および卵由来の成分(卵白タンパク質、卵黄タンパク質、アルブミン、グロブリン、レシチン、リゾチームなど)を徹底的に避ける必要があります。根本的な治癒法はありませんが、卵製品を避け続けることで自然に耐性がつくケースがあります。メイヨークリニックによると、卵アレルギーの子どもの大半は5歳までにアレルギーが解消するとされています。

脱感作(デシンシタイゼーション)法

脱感作は、少量の卵タンパク質を徐々に増量しながら摂取し、体を慣らす方法です。医師の指導のもと、少量の卵や卵製品を定期的に摂取することで、将来的に通常量の卵を食べても問題なくなる可能性があります。卵タンパク質を注射することは、米国アレルギー・喘息免疫学会が警告しているため絶対に行わないでください。2008年8月のJournal of Allergy and Clinical Immunologyに掲載されたギリシャの研究では、約100名の子どもに段階的にケーキを与えた結果、90%が卵に対する耐性を獲得しました。米国でも2007年の同誌にBuchananらの研究があり、経口投与で同様の成功が報告されています。さらに、米国国立アレルギー感染症研究所(NIAID)でも、卵アレルギー児を対象とした経口摂取試験が進行中です。

注意事項

  • 医師の診断・指導なしに、卵アレルギーのある人に卵を与えてはいけません。

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