抗ヒスタミン薬の概要と使用上の注意

抗ヒスタミン薬は、アレルギーやその症状に悩む何百万もの人々のために使用される薬剤の一群です。処方箋が必要なものもありますが、多くは市販(OTC)で入手可能です。痛み止めや鼻づまり解消薬などと組み合わせて、複数の症状に対処することもあります。

ヒスタミンとは

ヒスタミンは、体内の免疫系が特定の外部刺激に反応して放出する化学物質です。吸入したほこりや花粉、ウィロウや蚊に刺されるといった皮膚刺激まで、さまざまな刺激で分泌されます。ヒスタミンは反応が起きた部位(皮膚や上気道など)の細胞受容体に結合し、炎症・かゆみ・発赤などの生理的反応を引き起こします。

抗ヒスタミン薬の働き

抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンが受容体に結合するのを阻害します。予防的に服用すれば、受容体が薬で覆われヒスタミンが結合できなくなるため、アレルギー反応を抑制できます。すでにアレルゲンに曝露した後に服用しても、予防的に使用した場合ほどの効果は期待できません。

抗ヒスタミン薬の種類

市販されている抗ヒスタミン薬は大きく「第一世代」と「第二世代」に分けられます。第一世代は眠気を引き起こしやすく、第二世代は眠気が少ないのが特徴です。第一世代の代表例はブロムフェニラミン、クロルフェニラミン、ジメンヒドラミン、ジフェンヒドラミン、ドキシラミンなどです。第二世代はセチリジン、フェキソフェナジン、デスロラタジン、ロラタジンが主流です。

副作用と相互作用

健康な成人では副作用は少ないですが、第一世代は眠気が主な副作用です。また、鎮静剤、抗不安薬、睡眠薬、筋弛緩薬、降圧薬などと併用すると相互作用が起こる可能性があります。これらの薬を常用している場合は、医師に相談してください。

使用を避けるべき人

以下の既往歴がある方は、医師の許可なく抗ヒスタミン薬を使用しないでください。喘息や肺気腫などの呼吸器疾患、心疾患・高血圧、緑内障、甲状腺疾患、排尿障害などです。

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