大腿動脈瘤の症状・診断・治療・予防

動脈瘤とは、血管壁が弱くなり膨らんでしまう状態です。主に大動脈で発生しますが、末梢血管、特に大腿動脈でも起こります。左脚に大腿動脈瘤があると、右脚にもできやすく、末梢動脈瘤は大動脈瘤のリスクを高めます。

大腿動脈とは

大腿動脈は大動脈から分岐し、下腹部から鼠径部を通り大腿部へと走ります。心臓から全身へ血液を送る主要な動脈で、対になる静脈は大腿静脈です。

症状

  • 小さな動脈瘤は無症状のことが多いですが、サイズが大きくなると触知できるしこりや脈打つ感覚があります。
  • 運動時に脚が痙攣する、または安静時に痛みを感じることがあります。
  • 神経が圧迫されると、脚の痛みやしびれが出ます。
  • 重度の場合、血流が阻害され壊疽(えそ)に至ることがあります。

診断

症状が疑われたら速やかに医師の診察を受けましょう。診察では問診と身体検査を行い、超音波検査、CT、MRI、血管造影などの画像検査で動脈瘤の有無と大きさを確認します。

治療

動脈瘤の大きさや症状に応じて治療法が選択されます。小さく症状がない場合は経過観察と生活習慣の改善が中心です。血栓ができている場合は血栓溶解薬が投与されることがあります。外科的にはバイパス手術や動脈置換術が行われ、重度で不可逆的な組織障害がある場合は切断術が必要になることもあります。

予防

感染や外傷が原因となる稀なケースを除き、ほとんどは生活習慣が関与します。加齢とともに血管にプラークが蓄積し、動脈瘤のリスクが高まります。禁煙、バランスの取れた食事、定期的な運動により、喫煙、肥満、高血圧、高コレステロールといったリスク因子を減らすことが重要です。

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