破裂した脳動脈瘤の治療法は?
破裂した脳動脈瘤は命に関わる緊急症です。既に脳動脈瘤が判明している場合は、治療オプションを把握し、破裂時の対策を事前に計画しておくことが重要です。
治療法の種類
- 破裂した脳動脈瘤の治療には、血管内コイリングと外科的クリッピングの2つがあります。
外科的クリッピング
- 頭蓋骨に小さな開口部(開頭術)を作り、動脈瘤と血管の接合部に金属クリップを装着して出血を止めます。
血管内コイリング
- 透視画像で血管を観察し、大腿動脈からカテーテルを挿入して動脈瘤まで進めます。プラチナ製のコイルを動脈瘤内に充填し、血流を遮断します。
国際くも膜下出血動脈瘤試験(ISAT)
- 複数施設で実施されたランダム化比較試験で、上記2つの治療法を直接比較した唯一の研究です。
臨床的意義
- ISATの結果、血管内コイリングを選択した場合、死亡または重度障害のリスクが外科的クリッピングに比べて20%以上低減することが示されました。
