虫垂の臨床的意義とは?
虫垂とは
虫垂は大腸から突き出た指状の小さな臓器で、腹部の右下部に位置します。機能ははっきりしていませんが、炎症を起こすと虫垂炎となります。
虫垂炎
虫垂炎は虫垂の炎症で、米国で最も一般的な急性腹痛の原因です。年齢に関係なく発症しますが、10〜30歳の若年層に多く見られます。
症状
主な症状は次の通りです。
- 右下腹部から始まり徐々に悪化する疼痛
- 吐き気・嘔吐
- 発熱
- 下痢または便秘
- 腹部膨満感
- 食欲不振
治療
主な治療法は虫垂の外科的切除です。腹腔鏡手術(小さな切開で行う低侵襲手術)または開腹手術が選択されます。
合併症
治療が遅れると以下のような重篤な合併症を引き起こすことがあります。
- 腹膜炎(腹腔内感染)
- 膿瘍形成
- 腸閉塞
- 敗血症
予防
確実な予防法はありませんが、リスクを高める要因として次が挙げられます。
- 男性であること
- 10〜30歳の年齢層
- 家族歴があること
- 食物繊維が少ない食生活
予後
早期に診断・治療すれば予後は良好です。ただし、遅れると合併症のリスクが高まります。
