腹部大動脈瘤の食事ガイド

腹部大動脈瘤は、血管壁が弱くなることで下部大動脈が拡張した状態です。原因ははっきりしていませんが、喫煙や高血圧などがリスク要因とされています。生活習慣の見直しは、治療はもちろん、再発防止にも重要です。

コレステロール

腹部大動脈瘤の管理には、心臓に優しい食事が基本です。まずは食事中のコレステロールを抑えましょう。目安は1日あたり300 mg未満、血圧や血中コレステロールが高い場合は200 mg未満が望ましいです。

  • コレステロールが多い食品は赤身肉、卵、乳製品です。代わりに、脂肪の少ない肉、鶏肉、魚、脱脂乳、1%脂肪のチーズなどを選びましょう。
  • 卵黄を除いた「卵白」や、卵を完全に避けることも有効です。

脂肪

コレステロールに加えて、脂肪の質にも注意が必要です。総エネルギーのうち脂肪は25%以下、うち飽和脂肪酸は7%未満、トランス脂肪酸は1%未満に抑えます。

  • 飽和脂肪が多い食品:牛肉、豚肉、バター、全乳、クリーム、チーズ、ココナッツオイル、パーム油など。
  • トランス脂肪が多い食品:揚げ物、チップス、クラッカー、クッキー、一部の調理油。
  • おすすめの「良質な」脂肪源:サーモン、ツナ、サバ、イワシなどの青魚、赤身肉、トウモロコシ、亜麻仁、アボカド、ナッツ、豆製品、オリーブオイルやキャノーラ油。

塩分

心血管系の健康を守るため、1日の食塩相当量は3,000 mg未満に抑えます。高血圧や高コレステロールがある場合は2,000 mg未満が目安です。加工食品、冷凍食品、レトルト・缶詰、ハム、インスタントスープなどは塩分が多く含まれるので避けましょう。

食品ラベルを確認し、ナトリウム表示が低いものを選ぶ習慣が効果的です。

果物・野菜・全粒穀物

腹部大動脈瘤の方は、果物・野菜・全粒穀物を積極的に摂取することが重要です。できるだけ新鮮で季節のものを選び、栄養価の高い食材を取り入れましょう。

  • 全粒穀物の例:ブラン、オート麦、玄米、全粒粉パンなど。ただし、塩分・コレステロール・脂肪が高くないかラベルを確認してください。

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