動脈瘤の種類と特徴

動脈瘤は動脈や静脈の壁が弱くなり、膨らんだ状態です。原因は外傷、疾患、遺伝、動脈硬化などで、主に脳の大脳動脈や全身に血液を送る大動脈に発生します。破裂すると出血や致死の危険があります。

構造別分類

  • 嚢状(バリー)動脈瘤:茎があり、先端が風船状に膨らみます。
  • 紡錘形(円筒形)動脈瘤:直径が約2.5cm以上になることが多く、不規則な形状で圧迫は起こすものの、破裂は稀です。
  • 解離性動脈瘤:血管壁の内層が裂け、血液が層間に流入し最終的に破裂します。

脳動脈瘤

  • 多くは2〜7mmの小さな先天性動脈瘤で、脳底のウィリス動脈輪に発生します。破裂すると脳卒中や致死につながります。

胸部大動脈瘤(胸部動脈瘤)

  • 心臓近くの胸部にでき、破裂リスクが高いため診断時に修復が推奨されますが、手術には大きなリスクが伴います。

腹部大動脈瘤

  • 比較的リスクが低く、直径が5cm(約2インチ)を超えるまで経過観察し、必要に応じて手術を行います。

治療と注意点

  • 破裂した動脈瘤の死亡率は約90%です。
  • 治療法は血管内ステント留置、外科的切除、脳内動脈瘤の場合はクリップでの閉鎖などがあります。

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