脳動脈瘤の症状と対処法
発症までの期間
メイヨークリニックによれば、破裂や漏れが起きていない脳動脈瘤は、症状が出ないまま数年間生存できることがあります。動脈瘤が形成されている初期段階では、全く自覚症状はありません。動脈瘤が拡大し、周囲の脳組織を圧迫し始めて初めて症状が現れます。
初期症状
動脈瘤が拡大すると、さまざまな症状が出始めます。視覚障害、言語障害、協調運動障害、めまい、激しい気分の変動、集中力の低下、些細な判断や作業さえもこなせなくなることがあります。
警戒すべき症状
漏れ始めた、または破裂寸前の動脈瘤の症状としては、突然の激しい頭痛、吐き気・嘔吐、首のこり、光過敏、視界のぼやけや二重視、片方のまぶたが下がる、強い意識障害などがあります。
破裂時の症状
破裂した脳動脈瘤の主症状は「世界最悪の頭痛」と呼ばれ、耐え難い痛みのため失神や痙攣を起こすことがあります。メイヨークリニックによれば、破裂後数日以内に死亡する人は全体の約50%に上ります。
有名な例
脳動脈瘤から回復した最も有名な人物は、アメリカのロックバンドR.E.M.のドラマー、ビル・ベリーです。1995年3月1日、スイス・ローザンヌでのステージ中に動脈瘤が破裂しましたが、同国の優れた脳神経外科医により救命されました。その後ベリーは回復しましたが、バンドを離れざるを得ませんでした。なお、脳動脈瘤は形状がベリー(小さな実)に似ていることから「ベリー動脈瘤」と呼ばれますが、ビル・ベリーに由来ではありません。
