脳動脈瘤のサインと診断方法
脳動脈瘤は血管壁が弱くなり血液が膨らむ状態で、放置すれば破裂し致命的になる危険があります。米国では約15人に1人が何らかの脳動脈瘤を持つとされています。
脳動脈瘤のサイン
突然の激しい頭痛は最も一般的な初期症状です。破裂前に「人生最悪の頭痛」と表現されることがあります。
頭痛が示す可能性
普段の片頭痛や緊張性頭痛と異なる、急激で激しい頭痛は脳動脈瘤の警告サインです。破裂の数日前から数週間前に、前駆性頭痛として現れることがあります。
その他の症状
吐き気、嘔吐、首の硬直、光過敏などが伴うことがあります。意識障害や痙攣、目の後方や上部の痛み、瞳孔散大、視力低下、眼球運動制限、後頭部や側頭部の痛みも報告されています。
未破裂時の症状
約40%の患者は、破裂前に行動変化、倦怠感、短期記憶障害、集中力低下、平衡感覚や協調性の低下、知覚異常、言語障害、周辺視野欠損、思考速度の遅延などを経験します。これらは他の疾患でも見られるため、画像診断が重要です。
診断方法
CT(コンピュータ断層撮影)でくも膜下出血の所見が確認されれば脳動脈瘤が疑われます。CTで陰性の場合は、腰椎穿刺で脊髄液中の血液を検出します。さらに、脳血管造影やCTアンジオグラフィーで動脈瘤の大きさ・形状・位置を特定します。
CTアンジオグラフィー
動脈カテーテルを使用せずに実施できるCTアンジオグラフィーは、造影剤を静脈に注入し血管内を流れる様子を画像化します。これにより脳動脈の血流状態を詳細に評価できます。
