腹部大動脈瘤スクリーニングとは?
腹部大動脈瘤は、腹部へと続く大動脈の血管壁が弱くなり、拡張してしまう状態です。破裂すると致命的です。
考慮すべき点
- ほとんど症状がなく、無症候性です。突然破裂すると急激な痛みやショック状態になり、直ちに治療が必要です。
診察
- 医師は腹部を触診し、異常な脈動や圧痛がないか確認します。また、聴診器で異常音を聴くこともあります。
検査
- 超音波検査:非侵襲的にサイズを測定できます。
- CTスキャン:サイズと腎動脈との関係を詳しく評価できます。造影剤使用に注意が必要です。
- 血管造影:最も侵襲的な検査ですが、詳細な血管像が得られます。
注意点
- CT造影剤はアレルギーや腎障害を引き起こすことがあります。腎機能に問題がある場合はMRIが代替となります。
サイズ別の管理
- 径が5cm未満の動脈瘤は手術適応外で、薬物療法と生活習慣改善で管理します。禁煙、高血圧・コレステロールのコントロール、定期的な超音波またはCTでの経過観察(6〜12か月ごと)が推奨されます。必要に応じてベータ遮断薬を使用し、血圧を下げます。
