未破裂脳動脈瘤の兆候と症状

脳動脈瘤は、脳内の動脈の一部が弱くなり、風船のように膨らむ状態です。膨らむほど破裂リスクが高まり、破裂すると脳に広範な損傷を与え、最悪の場合は死に至ります。破裂していない段階で早期に発見すれば、手術や血管内治療で対処可能です。多くの場合、破裂していない脳動脈瘤は自覚症状がありません。

原因

  • 先天的な要因や遺伝が関与することがあります。また、心疾患や動脈硬化、高血圧も重要なリスク要因です。動脈瘤は風船のように周囲組織を圧迫し、破裂前に警告症状を引き起こすことがあります。

眼・視覚症状

  • 視野が側方に欠け、正面しか見えなくなることがあります。前頭部や両目の奥で頭痛が起こることも。光の明暗に対して瞳孔が正常に収縮・拡張しない、常に拡張したままになるなどの異常が見られます。二重視や視覚のゆがみ、片目が開かないといった症状も報告されています。

脳卒中様の症状

  • 顔面の片側が垂れ下がり、感覚が鈍くなるなど、脳卒中に似た症状が現れることがあります。

行動・認知症状

  • 性格や行動が変化し、記憶力低下や思考の混乱が起こります。集中力が散漫になり、作業効率が低下。言語障害として言葉がつまずいたり、意味不明になることがあります。また、転倒しやすくなるなど運動協調性の低下も見られます。

注意点

  • 突然の激しい頭痛(警告なしに起こるもの)は緊急医療が必要です。これは動脈瘤が破裂した、あるいは破裂寸前であるサインである可能性があります。

興味深い事実

  • 男女ともに発症しますが、女性にやや多く見られます。発症リスクが高いのは35歳から60歳の成人です。

動脈瘤 - 関連記事