腹部大動脈瘤修復後の平均余命はどれくらいですか?

腹部大動脈瘤(AAA)の修復後の余命は、年齢や全身状態、選択した手術法など複数の要因で左右されますが、治療を受けた患者は治療しなかった患者に比べて大幅に長くなることが研究で示されています。

開腹手術(Open surgical repair)

従来の開腹手術は、腹部に大きな切開を加えて瘤を直接修復します。侵襲は大きいものの、長期的な成績は良好です。研究では、開腹手術後の平均余命はおおむね10〜15年と報告されています。ただし、個々の健康状態や合併症の有無により差があります。

血管内修復(Endovascular aneurysm repair:EVAR)

EVARは大腿動脈からステントグラフトを留置し、弱くなった大動脈壁を補強する低侵襲手術です。回復が早く、近年普及しています。長期成績はまだ検証中ですが、現時点では開腹手術と同程度、すなわち約10〜15年の余命が期待できるとされています。

これらはあくまで一般的な目安であり、個々の患者ごとに結果は大きく異なることがあります。術後は定期的な画像検査や診察でフォローアップを行い、合併症の早期発見・対処が長期的な成功に不可欠です。

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