プロアナとは何か?その実態と危険性

基本用語

プロアナ(pro‑ana)は、摂食障害の一つである神経性無食症(anorexia nervosa)を「病気」ではなく「ライフスタイル」と捉える人々が使用する呼称です。thinspiration(thinspo)は超細身の芸能人やモデルを理想化し、画像や動画で励まし合う行為を指します。
「ana」は神経性無食症、「mia」や「bella」は過食症(bulimia)を指す略語です。「ed」は摂食障害全般を意味し、「ednos」は特定されていない摂食障害、「coe」は強迫性摂食障害を示します。「si」は自傷行為、「mi‑ana」は無食症と過食症の併存を意味します。また、hw(最高体重)、cw(現在の体重)、gw(目標体重)、ugw(究極の目標体重)といった略語がチャットや掲示板で頻繁に使われます。

支援グループ

プロアナサイトは、Weight Watchers などのダイエットプログラムと同様に、会員同士で極端な減量法やクラッシュダイエット、断食レシピ、過食後の嘔吐や下剤・浣腸の使用法などを共有します。新規参加者は親や医師に隠す方法や体重・体形の測定結果の投稿の仕方を学び、入院歴のある会員は「成功例」として称賛されます。

自己嫌悪

これらのコミュニティは、メンバーの自己イメージを低下させることでサイトへの依存を強めます。マントラや詩、楽曲で「痩せ続ける」ことを励まし、普通体重や肥満の女性の画像を「ビフォー・アフター」形式で掲載し、痩せた自分の写真を投稿させて相互に刺激し合います。

健康リスク

極端なカロリー制限は、うつ病、薬物乱用、不安障害などの精神的合併症だけでなく、心不全、腎不全、最悪の場合は死亡に至る危険があります。米国国立精神衛生研究所(NIMH)によれば、摂食障害はこれらの精神疾患と高い併存率を示します。

危険性

スタンフォード大学の調査では、プロアナサイトの数は年率470%増加し、訪問者の96%が新たな自傷・減量テクニックを学び、治療を求めないことが明らかになっています。米国摂食障害協会(NEDA)は、こうしたサイトが不健康な減量を助長し、治療への誘導を行わない点を強く非難しています。

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