神経性食欲不振(摂食障害)の見分け方

はじめに

神経性食欲不振(Anorexia nervosa)は、太ることへの強い恐怖心から極端な自己絶食を続け、体重が急激に減少する摂食障害です。全症例の約10%が致死的になると推定されています。身近な人に以下の症状が見られたら、早めに専門家へ相談することをおすすめします。

チェックリスト

  1. 急激な体重減少があるか確認します。神経性食欲不振の方は体重の25%以上を失うことがあります。思春期や大学入学時に発症しやすいです。

  2. 食事の様子を観察します。皿の食べ物をそのまま置く、細かく切ってかき混ぜるなど、食べる行為に異常がないか、外食を避けていないか、注文を渋るかどうかをチェックしてください。

  3. 過度な断食があるか確認します。断食は「デトックス」目的で行われることがありますが、頻繁に断食を繰り返す場合は深刻な摂食障害のサインです。

  4. 過剰な運動をしているか観察します。例えば「ベーグルを食べたから運動しなければ」といった目的で、過度に運動を強調していないか確認してください。

  5. 体重に対する不満が強く、体重が減っても「まだ細くなりたい」と言い続けるかどうかを聞きます。体重計に頻繁に乗る行動も見られます。

  6. 集中力の低下や思考の混濁があるか観察します。食事から得られるエネルギーが不足すると、思考が鈍くなります。

  7. めまいや失神エピソードがあるか確認します。低血糖やエネルギー不足により、疲労感や体力低下が起こります。一方で、極端に低カロリーでも過度に運動を続けるケースもあります。

  8. 髪の変化に注意します。栄養不足により頭髪が抜け、体毛が薄く柔らかくなることがあります。

  9. 寒がりや過剰な服装の変化を観察します。脂肪層が減少すると体温維持が困難になり、厚着やゆったりした服で体重減少を隠すことがあります。

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