ネブライザー使用の危険性とは?

ネブライザーは呼吸器疾患の治療に有効ですが、誤った使い方をすると心臓や神経系への影響、感染症、心理的依存、さらにはアルコール吸入といった深刻なリスクがあります。

ネブライザーとは

ネブライザーは小型の電動エアコンプレッサーで、液体の薬剤をミスト状に変換し、長いチューブを通してマスクへ送ります。患者はその霧を吸い込み、薬剤が肺に届くまでに10分程度かかります。

ネブライザーの主な用途

主に吸入薬を使用できない幼児や体力の低い患者に対し、吸入薬を微細な粒子として肺へ届けるために使われます。吸入器では十分に深く呼吸できない子どもや、肺が満たされていて深呼吸が難しい人に適しています。

心理的依存

喘息など慢性呼吸器疾患の患者がネブライザーに心理的に依存するケースがあります。呼吸が不安定になると、ネブライザーがない場所へ行くことを避けるようになることがあります。一方で、携帯型ネブライザーの登場により、外出時でも安心して活動できるようになったという利点もあります。

感染リスク

使用後はマスクやチューブを石鹸と温水で洗浄し、清潔な場所で自然乾燥させる必要があります。ミストが液体を含むため、細菌やカビが繁殖しやすく、未洗浄の状態で使用すると呼吸器感染を引き起こす恐れがあります。

アルコール吸入の危険性

ネブライザーは薬剤を瞬時に血流に取り込めるため、一部のティーンエイジャーがアルコールをミスト化して吸入し、飲酒よりも速く酔いを感じようとしています。この方法は急速な血中アルコール濃度上昇を招き、アルコール中毒のリスクが極めて高くなります。

過剰投薬の問題

医師の指示に従わずに使用すると、薬剤を過剰に投与してしまう危険があります。特に喘息患者がアルブテロールなどの気管支拡張薬を予防的に頻繁に使用すると、心拍数の増加、血圧上昇、めまい、神経過敏などの心臓・中枢神経系への副作用が現れます。

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