SERTAメモリーフォームマットレストッパーに潜む健康リスク
低濃度の化学物質に長期間さらされると、女性の喘息や男女ともに慢性気管支炎のリスクが上昇することが報告されています。このような化学物質は、SERTAを含む多くのメーカーが製造する泡状フォームのマットレストッパーで使用されています。
泡状フォームの製造と使用化学物質
MDI(メチレンジフェニルイソシアネート)
- MDIはプラスチックや農薬の製造にも使われる化学物質で、微量でも呼吸器に刺激を与え、ラット実験では発がん性が確認されています。
- 米カリフォルニア州の2000年報告書や、UAW(全米自動車労働組合)健康安全部の資料では、イソシアネートは目や呼吸器の粘膜を強く刺激すると指摘されています。
- 車両用ベッドライナーの製造中にMDI吸入で死亡した事例が報告されており、同様の危険は泡状フォームのマットレストッパー製造過程でも起こり得ます。
SERTA製品と化学物質のリスク
- MDIが残留すれば、感受性の高い人は喘息や呼吸器疾患を発症する可能性がありますが、製造後にどの程度残留しているかは明らかにされていません。
- ワシントン・ポスト(2005年5月)によると、SERTA製品にも同様に有害な化学物質が使用されていると指摘されています。
難燃剤と健康への影響
- SERTAは米国で2番目に大きいマットレスメーカーで、消費者製品安全委員会(CPSC)の要請に先んじて、全製品に難燃剤システムを導入しました。
- 使用されている難燃剤(アンチモン、ホウ素、塩素系化合物)は長期的な安全性が十分に検証されておらず、慢性的な曝露が健康リスクを高める可能性があります。
企業側の見解と議論
- SERTAの副社長Al Klancnikは、難燃剤の毒性や健康リスクについて「懸念する必要はない」と主張し、マットレストッパーはシーツやパッドで覆われているため、ホウ酸への曝露は防がれると述べています。
- しかし、実際に化学物質が完全に遮断されているかは不明であり、消費者は製品選択時にこれらの情報を考慮する必要があります。
以上のように、SERTAのメモリーフォームマットレストッパーには、MDIや難燃剤といった化学物質が関与する健康リスクが指摘されています。安全性を確認したい場合は、製造元に残留化学物質の有無や代替品の情報を問い合わせることが推奨されます。
