鼻蜂巣炎(鼻皮膚炎)の原因と治療法

鼻蜂巣炎とは

鼻蜂巣炎は、鼻の皮膚やその下の軟部組織が細菌感染を起こす疾患です。放置すると急速に悪化し、重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。

原因

主な原因は、皮膚の切り傷・擦過傷・虫刺されなどで生じた裂傷から細菌が侵入することです。また、副鼻腔炎や膿瘍など近隣の感染が広がって発症することもあります。

代表的な病原菌は以下の通りです。

・黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)
・化膿性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)
・インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)

リスク因子としては、糖尿病、免疫不全(HIV/AIDS、化学療法など)、静脈薬物使用、最近の外傷や手術などが挙げられます。

症状

感染の程度により症状は異なりますが、主なものは以下です。

・鼻や周囲の紅斑、熱感、腫脹
・疼痛・圧痛
・発熱、悪寒
・頭痛、倦怠感
・鼻閉、鼻汁、呼吸困難

治療

抗生物質による感染除去が基本です。菌種に合わせた経口または静脈投与の抗生剤を使用します。重症例では入院し、点滴抗生物質や点滴補液が必要になることがあります。

併用される対症療法の例:

・鎮痛剤で疼痛緩和
・温湿布で腫脹軽減
・頭部を高くして排膿促進
・脱水予防のための点滴
・膿瘍がある場合は外科的ドレナージ

症状が疑われたら早めに医療機関を受診し、早期診断・治療を行うことが合併症予防につながります。

予防策

鼻周囲の皮膚を清潔・乾燥に保ち、以下の点に留意してください。

・鼻をいじったり、掻きむしったりしない
・感染者との密接な接触を避ける
・副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎は早期に治療
・手洗いを徹底し、衛生管理を行う
・切り傷や擦過傷ができたらすぐに洗浄し、滅菌ガーゼで覆う

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