幼児期に見られる軽度の自閉症サインと対処法
自閉症スペクトラム障害(ASD)は、社会性・コミュニケーション・反復的・執着的な行動に影響を及ぼす幅広い障害の総称です。軽度から重度までさまざまです。ASDにはアスペルガー症候群、広汎性発達障害、レット症候群などが含まれます。米国疾病予防管理センター(CDC)の2007年の調査によれば、約150人に1人の割合で子どもが自閉症と診断されています。自閉症に根本的な治療法はありませんが、早期の診断と支援により症状の改善が期待できます。そのため、幼児期におけるサインの把握が重要です。
早期のサイン
名前を呼んでも反応しない、笑顔に対して笑わない、目を合わせないなどの社会的な応答が乏しい。
抱っこや抱擁で安心できず、身振りやジェスチャーで意思表示しようとしない。
言語面のサイン
12か月までに喃語(バブリング)や指差しなどのジェスチャーが見られない、16か月までに単語が全く出ない場合は注意が必要です。
既に言葉が出ている子でも、同じフレーズを何度も繰り返す(エコラリア)ことがあります。
遊びのサイン
他の子どもと関わろうとせず、社会的な遊びへの関心が低い。
「ごっこ遊び」や物真似をしない。代わりに、特定のぬいぐるみやブランケットなどの「安心物」に固執することがあります。
繰り返し行動・執着のサイン
手をひらひらさせる、物を回すなどの反復動作を頻繁に行う。
特定の物に執着し、遊びの途中で別のものに切り替えることが難しい。
対処法
自閉症の疑いがある場合は、まず小児科医に相談し、専門機関や地域の早期支援センターへの紹介を受けましょう。3歳以上の場合は、居住地の公立学校でも支援が受けられます。
