自閉症の症状緩和に役立つグルテンフリーダイエット

自閉症とは

自閉症は発達障害の一つで、現在根本的な治療法はありません。主に3歳までの子どもに症状が現れ、コミュニケーションや社会的交流が困難になるほか、音や光、痛みといった刺激に対する反応が異常になることがあります。治療は個別に行われ、行動療法や薬物療法が組み合わせられます。

グルテンとは

グルテンは小麦、ライ麦、大麦などの穀物に含まれるたんぱく質です。製造工程で減らすことはできても、完全に除去することは難しいです。一方、米、トウモロコシ、オート麦、キノアなどはグルテンを含みません。

グルテンフリーダイエットの実践方法

カリフォルニア大学医療システムの研究では、自閉症の子どもに消化器系の問題が多く見られることが示されました。グルテンを消化できないと、体内に行動に影響を与える化学物質が蓄積し、発達障害が悪化すると考えられています。

そのため、子どもの食事からグルテンを含むすべての食品を除くことが推奨されます。具体的には、パン、シリアル、パスタ、加工食品、全粒粉や小麦粉を使用した食品です。オート麦はグルテンを含まないものの、製造過程で汚染されやすいため、除去することが望ましいです。

研究結果

2002年に『Nutritional Neuroscience』誌に掲載された研究では、12か月間グルテンフリー食を実施した自閉症児は、対照群に比べ自閉症エピソードが顕著に減少したことが報告されています。除去食は比較的新しい取り組みですが、症状緩和に一定の効果が期待できるとされています。

自閉症 - 関連記事