自閉症の方へのライフスキル指導法
概要
自閉症のある子どもや大人は知的能力に問題があるわけではなく、他者や環境との関わり方に課題があります。そのため、実生活で必要なスキルを段階的に教えることが重要です。以下では、8週間のカリキュラム例と具体的な指導手順を紹介します。
指導手順
ステップ 1:期間と対象スキルを決める
8週間の授業を設定し、1週間につき1つの大きな生活技能(部屋の片付け、料理、家計管理、洗濯、ペットの世話など)を選びます。
ステップ 2:1週間に1つのスキルだけに集中する
その週に新しいスキルだけを導入し、過去に学んだスキルは復習にとどめます。新しい内容は一度に1つだけです。
ステップ 3:静かな環境で指導する
騒音や視覚的な刺激が少ない教室で、はっきりとした声で説明し、指示を書いた紙を配布して視覚的にサポートします。
ステップ 4:個別指導を行う
一人ずつ肩に軽く触れながら目を合わせ、ゆっくり落ち着いた口調でスキルの概要を伝えます。
ステップ 5:ルールは5つに絞る
各スキルごとに「5つのルール」または「5つの手順」を作成し、黒板や大きな紙に掲示して具体的に示します。
ステップ 6:毎日手順を確認し、実演する
5つのルールを毎日声に出して確認し、できるだけハンズオンでデモンストレーションし、個別作業を通じて習得を促します。
ポイントまとめ
・週ごとに1つの大きなスキルに限定する
・静かな教室と視覚教材を活用する
・個別指導とアイコンタクトで安心感を提供する
・「5つのルール」で具体的に示す
・毎日の復習と実践で定着させる
