自閉症児へのボディブラッシングガイド

多くの自閉症児は感覚統合障害(Sensory Integration Disorder)を併発しています。脳が体の5つの感覚情報を統合できないために起こる神経学的な状態です。ボディブラッシングは、特定の刺激を再現し、未熟な原始反射を刺激して自律神経を落ち着かせる効果があります。

手順

  1. 作業療法士からボディブラッシングの専門的な指導を受けましょう。ブラッシングの後には「関節圧迫」と呼ばれる、肩・肘・膝・足首・手首・股関節・指・足にやさしい圧力をかける技法も併用します。作業療法士が両方の手順を指導してくれます。

  2. 柔らかい手術用ブラシ(プラスチック製で毛先が柔らかいもの)を購入します。自閉症児の肌を傷つけません。最初は抵抗されることがありますが、数日で慣れ、むしろ楽しみにするようになります。

  3. ブラシを使い、子どもの腕・背中・脚・足裏を中程度の圧力で長く深いストロークでブラッシングします。これは「Wilbarger(ウィルバガー)ブラッシング法」と呼ばれます。

  4. ブラシは体に対して水平に持ち、指先全体でしっかりと圧力をかけます。上から下へ一定のリズムで長いストロークを行い、軽すぎるタッチは刺激になり逆効果です。

  5. 1回あたり3〜5分間ブラッシングし、効果は約2時間続きます。1日6〜8回実施することが推奨されます。この手法は神経系を落ち着かせ、感覚情報の統合を助けます。

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