フルクロキサシリンの扁桃炎治療:用途・投与量・安全性
フルクロキサシリンとは
フルクロキサシリンは、狭域スペクトラムのペニシリン系抗生物質です。主に、β‑ラクトム耐性を持つブドウ球菌や、咽頭炎・扁桃炎の原因となる溶血性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)などに有効です。
適応症
扁桃炎をはじめ、皮膚・軟部組織感染、骨髄炎、肺炎など、感受性のある細菌が原因とされる感染症全般に使用されます。
投与量と服用方法
投与量は患者の年齢・体重、感染の重症度により異なります。
- 成人:250〜500 mgを1日4回、通常7〜10日間。
- 小児:体重1 kgあたり12.5 mgを1日4回、体重に応じて調整し、同様に7〜10日間。
服用は経口が基本で、食後に服用すると胃腸への刺激が軽減されます。
安全性・副作用
一般的な副作用は胃部不快感、下痢、発疹などです。稀に肝機能障害や血液障害が報告されています。以下のケースでは使用を控えるか、慎重に投与してください。
- ペニシリン系抗生物質に対する既知のアレルギー。
- 重度の肝障害や黄疸。
服用上の注意点
医師の指示通りに全コースを完了することが重要です。途中で症状が改善しても服用を中止すると、残存菌が抗生物質に耐性を獲得するリスクがあります。
他の薬剤との相互作用として、メトトレキサートや経口避妊薬の血中濃度変化が報告されています。併用薬がある場合は必ず医師に相談してください。
