50歳以上の男性がマルチビタミンの鉄分を過剰摂取すると起こる影響

鉄はすべての細胞の成長に不可欠な栄養素ですが、過剰に摂取すると体内に蓄積され、活性酸素(フリーラジカル)を増やします。男性は月経で余分な鉄を排出できないため、女性よりも鉄の蓄積リスクが高く、特に50歳を過ぎるとヘモクロマトーシス(鉄過剰症)になりやすくなります。以下に、過剰な鉄がもたらす主な健康リスクを解説します。

がんのリスク増大

フリーラジカルは酸素を利用して細胞構造を酸化・損傷させます。細胞が損傷すると異常増殖し、がん細胞へと変化します。医師のアレックス・バスケス氏によれば、がん細胞は鉄を大量に必要とするため、体内に鉄が多いほどフリーラジカルが増え、がんリスクが高まります。

心筋梗塞

フリーラジカルは血管内の細胞を傷つけ、血管が狭くなることで心臓への血流が低下します。過剰な鉄はフリーラジカルの生成を促進し、さらに心筋に蓄積されて心機能を低下させます(パロアルト医療財団)。

インポテンス

鉄が下垂体に沈着するとテストステロン分泌が抑制され、性機能障害(インポテンス)を引き起こす可能性があります。

肝臓疾患

過剰な鉄は肝臓にも蓄積し、肝腫大、肝硬変、肝不全、肝がんなどの疾患を引き起こします。

関節炎

体内の鉄が関節に沈着すると、特に指関節に炎症が起こりやすく、関節炎の原因となります。

血液障害 - 関連記事