臍帯血銀行が採用する臍帯血保存法とは?
凍結保存(クライオ保存)
凍結保存は、細胞や組織を極低温(通常は‑196℃以下)で凍結し、長期間にわたって機能を保つ技術です。臍帯血銀行では、将来の移植に備えて臍帯血をこの方法で保存します。
保存手順は、まず血液を徐々に冷却して細胞へのダメージを最小限に抑えます。その後、細胞を保護するためのクライオプロテクタント(凍結保護剤)と混合し、専用容器に入れます。容器は制御された冷却速度で冷やされ、最終的に‑196℃以下の液体窒素中に保管されます。
この温度では細胞の代謝活動がほぼ停止し、数十年にわたって生存率がほとんど低下しません。
移植が必要になった際は、血液を迅速に解凍し、クライオプロテクタントを除去するために洗浄します。これにより、臍帯血は患者に安全に投与できる状態になります。
