低カルシウム血症(低血清カルシウム)の症状と合併症
低カルシウム血症は、血液中の遊離カルシウムが不足している状態で、主に甲状腺疾患や副甲状腺の欠損が原因です。症状は軽度から重度まで幅広く、重症例では致命的になることもあります。
定義
- 血清総カルシウム濃度が9 mg/dL未満、またはイオン化カルシウム濃度が4.5 mg/dL未満と診断されます。
初期症状
- 手足に「針が刺さる」ような感覚(しびれ・刺痛)、医学的には「パラステジア」と呼ばれます。
皮下出血(紫斑)
- 毛細血管が破裂してできる小さな赤い斑点で、低カルシウム血症の典型的な症状です。進行すると発疹へと変化することがあります。
トルーゾー徴候
- 上腕を血圧計のカフで圧迫すると、手や前腕が痙攣する現象です。頬骨を叩くと顔面にも同様の痙攣が誘発されます。
合併症
- 声帯痙攣や不整脈など、生命に関わる重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
