Rh陰性とは何か?

Rh(レッサー)因子は血液型の一部です。A・B・AB・O の4タイプに加えて、Rh陽性(Rh+)とRh陰性(Rh-)があります。輸血や妊娠時に適切な血液を受け取るために、自分の血液型を正確に把握しておくことが重要です。

発見

1940年、カール・ランドスタイナーとA.S.ワイナーが、ヒトの血液とリスモンキー(サル)の血液に共通するRh因子を発見しました。

陽性と陰性の違い

Rh因子は血中に存在する抗原で決まります。Rh陽性の血液はこの抗原が存在し、Rh陰性の血液は抗原がありません。

稀少な血液型

Rh陰性は全人口の約16.6%と、比較的稀な血液型です。地域によって割合は異なりますが、世界的に見ると少数派です。

妊娠への影響

Rh陰性の妊婦がRh陽性の胎児を孕むと、母体の免疫系が胎児の赤血球に対して抗体を産生することがあります(Rh感作)。この抗体が胎児の血液を攻撃すると、貧血や心不全、最悪の場合は胎児死亡につながります。妊娠中期以降に投与されるRho(D)免疫グロブリンは、感作を防ぐ重要な予防策です。

遺伝の仕組み

Rh因子は遺伝的に決まります。Rh陰性は劣性遺伝子であるため、子どもがRh陰性になるには両親がともにRh陰性である必要があります。

血液障害 - 関連記事