鼠径部にできる血栓の症状と対処法

血栓は、血管内で血液が固まってできる塊で、肺・脳・心臓へ流れると生命に関わる重大な状態になります。特に鼠径部(股関節付近)に血栓ができると、下肢にさまざまな異常症状が現れます。高齢者や手術後の方に多く見られますが、早期に症状を認識して医療機関を受診することが重要です。

腫れ(むくみ)

血栓ができた部位に近い脚が腫れることがあります。鼠径部の血栓では、太ももやふくらはぎが膨らむことが多く、軽度の場合は気づきにくいですが、血流が阻害されると浮腫が顕著になります。

皮膚の発赤

血栓により血流が乱れると、周囲の組織に血液がたまり、鼠径部の皮膚が赤くなることがあります。発赤は血栓の位置や大きさにより程度が異なります。

痛み

血栓部位や脚全体に圧痛や鈍い痛みを感じることがあります。あざは通常現れませんが、太ももやふくらはぎ、足首に違和感や痛みが広がることがあります。

温感

血液が局所にたまると、周囲の組織が温かく感じられることがあります。腫れと併せて、足の一部が熱くなることが典型的です。

その他の症状

血栓が部分的に剥がれ落ちると、めまいや不安感を伴うことがあります。血栓が血管を通過すると痛みが強まったり、逆に消失したりします。長時間の座位や立位で起こりやすい深部静脈血栓症(DVT)では、脚のしびれやチクチク感が現れることもあります。

これらの症状が見られたら、速やかに医療機関で診断を受けることが推奨されます。

血液障害 - 関連記事