ヘパリン注射の正しい投与手順
ヘパリンは血液凝固を防ぐ抗凝固薬で、血栓の治療や予防に広く用いられます。血栓は血管を塞ぎ、酸素供給が遮断されることで、深部静脈血栓症(脚)、肺塞栓症(肺)、心筋梗塞(心臓)や脳卒中(脳)などの重篤な合併症を引き起こす危険があります。ヘパリンは静脈内投与(IV)や、腹部に極細の針で皮下投与(サブキュタナス)する方法があります。病院での投与はもちろん、指導を受けた患者は自宅で自己注射を行うことも可能です。
必要なもの
- アルコールパッド
- ヘパリン(医師の処方)
- 投与指示書(投与量記載)
- シリンジ
- 27〜30ゲージ、5/8インチ(約1.6cm)長さの針
- 使い捨て手袋
手順
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医師の投与指示を確認し、病院の規定に従って患者の身元を確認します。患者は仰向けに寝かせ、腹部(臍の約2インチ(5cm)外側)を注射部位として選びます。打撲や皮膚が破れている箇所は避けます。新しいアルコールパッドで消毒し、親指と人差し指で約3cm幅の皮膚をつまんで厚みのある折りたたみを作ります。
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針を90度の角度で皮膚に刺入します。脂肪が少ない細身の患者の場合は45度の角度で刺入します。プランジャーをゆっくり押し、薬剤を注入します。注入後は皮膚の折りたたみを離し、針をまっすぐ抜きます。注射部位をこすらないよう患者に指示し、メーカーの指示に従って安全シールドを作動させ、使用済みシリンジは鋭利物容器へ廃棄します。
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手袋を外し、手を洗浄します。投与した用量、時間、投与経路、部位、患者の耐容性などを記録します。
