血栓とは? 症状・治療・予防のポイント
血栓とは
血栓(血栓症)は、血管内で血液が凝固し塊になることで、血流を妨げる状態です。動脈でも静脈でも起こり、深部静脈血栓症(DVT)や肺血栓塞栓症(PE)などがあります。
血栓の症状
深部静脈血栓症(DVT)
- 患部の腫れ、痛み、圧痛
- 皮膚が温かくなり、赤みが出る
- 皮膚の変色(青紫色)
- 歩行や脚の動きが困難になる
肺血栓塞栓症(PE)
- 息切れや呼吸困難
- 胸部の痛みや圧迫感
- めまい・立ちくらみ
- 心拍数の増加、動悸
- 発汗、血痰(咳とともに血が混じる)
血栓の治療
血栓の治療は、血栓を溶解させる薬剤、再発を防止する薬剤、合併症リスクを低減する治療が中心です。
- ヘパリンやワルファリンなどの抗凝固薬
- アスピリンやクロピドグレルなどの抗血小板薬
- アルテプラーゼやテネクテプラーゼといった血栓溶解薬(血栓溶解療法)
血栓が大きい場合や血管が損傷している場合は、外科的に除去する手術や血管修復が必要になることもあります。
血栓の予防
血栓予防には、生活習慣の改善が重要です。次のような対策が有効です。
- 定期的な運動を行う
- 適正体重を維持する
- バランスの取れた食事を心がける
- 禁煙する
- 長時間の座位や立位を避け、こまめに体を動かす
- 十分な水分を摂取する
- 血栓の既往がある場合は、圧迫ストッキングを着用する
家族歴や既往歴、特定の疾患がある場合は、医師と相談しリスク低減策を検討しましょう。
受診のタイミング
血栓の疑いがある症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。早期治療が合併症の防止につながります。
