記憶力低下と倦怠感の主な原因とは
誰でも一度は、疲れが取れずに物忘れが増えることを経験したことがあるでしょう。過度の仕事やストレスで心身が疲弊すると、記憶力低下や倦怠感が現れます。しかし、これらが単なる一過性のものではなく、何らかの疾患が原因である場合、放置すると生活の質が大きく低下します。代表的な原因として、認知症、うつ病、脳損傷、慢性疲労症候群(CFS)があります。
認知症
認知症は脳細胞の減少や機能障害により、複数の認知機能が低下する疾患です。初期症状として、物忘れや性格の変化が見られます。アルツハイマー型認知症では、記憶障害に加えて、社交的活動からの離脱や昼間の過度な眠気が現れることがあります。
うつ病
一時的な落ち込みとは異なり、長期間にわたる深刻な悲しみや無力感が続く場合はうつ病の可能性があります。主な症状には、罪悪感や興味・喜びの喪失、絶望感に加えて「疲労感・エネルギー低下」や「集中力・記憶力の低下」が含まれます。
脳損傷
頭部外傷や脳出血などの脳損傷は、精神的・行動的変化を引き起こすことがあります。患者は倦怠感を感じやすく、思考力や集中力、記憶力が著しく低下することがあります。
慢性疲労症候群(CFS)
慢性疲労症候群は、十分な休息や運動をしても疲労感が取れない状態を指します。米国の医師は、日常生活の活動レベルが半分以下に低下した場合にCFSと診断します。疲労感に加えて、混乱や記憶力低下といった認知症状もみられます。
持続的な記憶障害や極度の倦怠感を感じたら、早めに医療機関で専門家の診断を受けることが重要です。
