ギラン・バレー症候群とビリルビン上昇の関係はなし

定義

ギラン・バレー症候群(GBS)は、免疫系が末梢神経系を攻撃する自己免疫疾患です。末梢神経は脳と脊髄から全身へ信号を伝える役割を持ち、障害が起こると筋肉が脳の指示に応えにくくなります。

ビリルビンは古くなった赤血球が分解されてできる黄色い色素で、肝臓で胆汁に混ざり消化管へ排泄されます。血中ビリルビン濃度が基準値を超える状態を「高ビリルビン血症」と呼び、主に先天性のGilbert症候群と関連しています。

症状

GBSの主な症状は、下肢から始まる筋力低下、感覚異常(しびれや感覚減退)、反射低下、重症例では呼吸筋の麻痺です。その他、吐き気・嘔吐・食欲不振・腹痛・頭痛・微熱・悪寒なども報告されています。

高ビリルビン血症が原因となるGilbert症候群の症状は、疲労感や黄疸(皮膚や眼球が黄色くなる)です。通常は軽度で日常生活に支障はありません。

原因

GBSの正確な原因は不明ですが、感染症やワクチン接種後に免疫系が誤って末梢神経の髄鞘や軸索を攻撃すると考えられています。

Gilbert症候群は遺伝性の代謝異常で、ビリルビンを処理する酵素(UDP‑グルクロン酸転移酵素)の活性が低下していることが原因です。

治療

GBSの治療法としては、血漿交換(プラスマフェレシス)や高用量免疫グロブリン(IVIG)投与が主に行われます。プラスマフェレシスは血液中の有害抗体を除去し、IVIGは免疫系の過剰反応を抑制します。

Gilbert症候群に対しては特別な治療は不要で、症状が出た場合は生活習慣の改善(過度な飲酒や絶食の回避)で対処します。

予後

GBSは急激に症状が進行し、最悪の場合数週間で呼吸不全に至ることもありますが、適切な治療を受ければ多くの患者は数か月から数年で回復します。一部の患者は再発や長期的な感覚障害を残すことがあります。

Gilbert症候群は良好な予後で、黄疸は一時的に現れる程度で健康に重大な影響はありません。

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