中脳被蓋(テグメントラム)の役割とは?
テグメントラムの位置と構造
中脳のテグメントラムは、脳水路(第三脳室から第四脳室へ続く)後方に位置し、側面の黒質と水路周囲の中隔灰白質(ペリアクエドート)との間に挟まれています。
脳神経核の分布
テグメントラム内には、脳幹から出る多数の脳神経核が存在します。第三脳神経(動眼神経)の核は赤核のすぐ前方に位置し、第四脳神経(滑車神経)の核はテグメントラム全体にわたって後方に走り、脳幹の後端から出ます。第Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ脳神経の核は主に橋に存在します。
網様体(レチキュラー形成)
網様体は延髄から視床にかけて脳幹を貫く連続した神経組織の柱で、睡眠覚醒サイクル、内臓機能の調節、呼吸制御、運動協調に重要な役割を果たします。
黒質のドーパミン作動性ニューロン
黒質に存在するドーパミン作動性ニューロンは、脳全体にドーパミンを放出し、運動制御に関わる神経回路に不可欠です。
中心灰白質(中央灰白質)
テグメントラムの中心灰白質は、脊髄から伝わる疼痛情報の処理を主に担います。
上丘・下丘
中脳の上丘は聴覚情報、下丘は視覚情報の処理に関与しています。
