薬物が引き起こす幻覚とは何か

薬物誘発性幻覚

薬物誘発性幻覚は、特定の薬や薬物の副作用として現れる感覚の歪みです。視覚的な幻覚では、実在しない光や物体、模様などが見えることがあります。音の幻覚(非形成性耳鳴り)では、実際には存在しない鳴き声、鐘の音、笛の音、打撃音、音楽などが聞こえることがあります。エクスタシー、ケタミン、LSD、PCP などの覚醒剤は、長期間にわたってフラッシュバックを引き起こすことがあります。

幻覚を引き起こす薬物の種類

処方薬・娯楽薬のいずれも幻覚を誘発する可能性があります。抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、抗生物質、抗精神病薬、鎮静剤、ステロイド、オピオイド系鎮痛薬、心血管系薬剤などが報告されています。これらの幻覚は通常、単発的です。一方、コカイン、クラック、アンフェタミン、ヘロイン、アルコール、マリファナなどの離脱時にも幻覚が現れます。特に、PCP(フェンシクリジン)、LSD、メスカリンを含むペヨーテなどは、幻覚を直接誘発します。

その他の症状

薬物誘発性幻覚は感覚の歪みだけでなく、興奮、不安、恐怖、偏執的な考えを伴い、現実感覚が著しく失われます。幻覚を経験している人は自他に危険を及ぼす可能性があるため、速やかに医療機関へ連絡してください。

治療法

薬物誘発性幻覚は、しばしば薬物誘発性精神病の一症状として現れます。長期・大量の覚醒剤使用後に幻覚、混乱、記憶障害、妄想が生じることがあります。薬物や薬剤の使用を中止すれば症状は通常消失しますが、離脱症状が重い場合や安全に使用をやめられない場合は専門的な治療が必要です。医師に相談し、適切な治療計画を立てましょう。

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