ベル麻痺とは何か?
第七脳神経(顔面神経)が外傷や炎症で弱まったり麻痺したりすると、ベル麻痺が発症します。顔の片側が垂れ下がり、口角が上がらず、弱った側の目は涙が出て閉じにくくなります。
歴史
この病名は、顔面筋と第七脳神経の関係を研究したスコットランドの外科医、サー・チャールズ・ベルにちなんで付けられました。
原因
ウイルス感染や細菌感染が第七脳神経に炎症を起こし、顔面へ向かう狭い骨の通路で神経が圧迫されます。この圧迫により神経の保護被膜が損傷し、神経と顔面筋との信号伝達が途絶えてしまいます。
症状
顔の片側の垂れ、口角が上がらない、目が閉じにくいに加えて、以下の症状も現れます。
- 患側の耳の周囲や内部の痛み、音が大きく聞こえる感覚
- 頭痛
- 味覚障害
- 唾液や涙の分泌量の変化
統計
ベル麻痺は年間約5,000人に1人の割合で発症し、米国だけでも約40,000人が罹患すると報告されています。
リスク要因
主なリスク要因は以下の通りです。
- 妊娠中
- 上気道感染症の罹患
- 糖尿病
- 15歳以上60歳未満の年齢層
