老人性認知症の治療

高齢者に多く見られる認知症は、脳機能や記憶、学習能力が徐々に低下し、コミュニケーションや性格にまで影響を及ぼします。現在、根本的な治療法はなく、主に症状の管理と進行抑制が目的です。

根本的な原因

  • アルツハイマー病、動脈硬化、糖尿病、パーキンソン病、アルコール依存症、脳腫瘍、脳卒中などが原因です。原因に応じて治療法が異なり、器質的な原因があれば外科的・薬物的に対処し、進行を止めたり改善することがあります。原因が不明または治療不能な場合は、カウンセリングや薬物、生活環境の改善が中心となります。

薬物治療

  • 認知症患者には、脳卒中予防や病状進行抑制、幻覚・不眠・うつ症状の緩和のための薬が処方されます。妄想や被害妄想には、ハロペリドール、リスペリドン、クロザピンなどが用いられます。副作用として眠気、頻脈、めまいなどがありますが、時間とともに軽減することが多いです。

環境の変更

  • ビタミン・ミネラル、抗酸化物質、必須脂肪酸を含むバランスの良い食事と適度な運動は、認知症の進行を遅らせます。症状が進行した場合は、湯沸かし温度を120°F(約49℃)に設定しやすい安全対策、ベッドレール、階段の上部に安全ゲートなどを設置します。患者と家族は、複雑な作業を小分けにし、段階的に実行できるよう指導されます。また、カウンセリングでイライラへの対処法も学びます。

代替療法

  • いくつかのハーブは認知症の症状緩和に役立つとされています。イチョウ葉は脳血流を改善し、記憶力向上や認知症・アルツハイマー病の発症遅延に寄与します。山楂(サンザシ)やローズマリーは血行促進、ローズマリーはうつ症状にも効果があります。セントジョーンズワートはうつや不安に、レモンバームは不安軽減に、シベリア人参は持久力・エネルギー・脳循環に有益です。

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