右側脳卒中(CVA)が影響を及ぼす可能性のある身体機能は?
1. 運動機能
右側の脳卒中は、左半身(腕、脚、顔)の筋力低下や麻痺を引き起こすことがあります。
2. 協調性・バランス
左側の協調性やバランスが障害され、歩行や物を掴む動作が困難になることがあります。
3. 感覚機能
左半身の触覚、温度感覚、痛覚が低下または消失し、しびれや感覚鈍麻が生じます。
4. 言語・コミュニケーション
右側脳卒中でも、表出性または受容性失語が起こり、話す・読む・書く能力が障害されることがあります。
5. 知覚・空間認識
左半側無視(左側の刺激に注意が向きにくい状態)が生じ、視野の左側への注意が欠如します。
6. 視覚機能
左半視野欠損(ヘミアノピア)が起こり、両眼の左側視界が部分的または全体的に失われます。
7. 認知機能
短期記憶やエピソード記憶が障害され、情報の保持や思い出しが困難になります。
8. 注意力
選択的注意が低下し、タスク中に無関係な情報を排除できなくなります。
9. 情動変化
偽球麻痺性情動障害(PBA)として、場面にそぐわない笑いや泣きが突然起こることがあります。
10. 判断・意思決定
判断力が低下し、問題解決や意思決定が困難になります。
11. 飲み込み機能(嚥下障害)
嚥下が困難になることがあり、言語療法を通じて安全な飲食ができるよう訓練します。
上記の症状は患者ごとに差が大きく、脳損傷の部位や範囲により現れ方が異なります。理学療法、作業療法、言語療法などのリハビリテーションは、失われた機能の回復や代替策の習得に重要な役割を果たします。
