てんかん(癲癇)について
てんかんとは
てんかんは神経系の疾患で、脳内の電気活動が突然過剰になることで発作が起こります。原因は遺伝的要因、脳損傷、基礎疾患などさまざまで、特定できないことも多いです。治療は薬物で行われますが、完全に治るわけではなく、発作は健康状態や食事、環境刺激によって再発することがあります。
てんかん発作
発作は脳の皮質で起こる電気的スパイクが全身に伝わり、身体の制御が失われる現象です。症状は軽度でほとんど気付かれないものから、全身が痙攣し倒れる激しいものまで幅があります。
発症リスク
医師により本格的な発作と診断された患者の約50%が、1年以内に再発します。脳損傷など明確な原因がある場合はリスクが倍増します。診断は神経学的検査で行われます。
発作のサイクル
発作は主に3段階に分かれます。
①前兆:偏頭痛に似た感覚や光のオーラが現れることがありますが、前兆がない場合もあります。
②発作期:感覚が増幅され、全身痙攣が起こります。制御が失われます。
③回復期:電気活動が収まり、意識が戻りますが、回復までの時間は個人差があります。
罹患率
てんかんは年齢層を問わず発症しますが、頭部外傷を受けたサッカー選手やボクサー、バイク事故の被害者に多い傾向があります。米国CDCによると、米国で治療を受けている人は約250万人で、人口千人あたり約10人です。
