メトロニダゾールが引き起こす神経障害とその特徴

神経障害は脳や脊髄を除く末梢神経系の障害で、しびれやチクチク感、灼熱感などの症状を伴います。外傷、感染症、毒素が原因となりますが、抗生物質のメトロニダゾール(フラジル)も神経障害を引き起こすことが報告されています。

タイプ

  • 単神経障害(mononeuropathy):1本の神経が障害される。
  • 多発単神経障害(multiple mononeuropathy):2本以上の神経が個別に障害される。
  • 多発性神経障害(polyneuropathy):末梢神経系全体が同時に障害される。

専門家の見解

『Journal of Child Neurology』によると、メトロニダゾールは消化管や尿路の嫌気性・原虫感染症治療に用いられますが、原因不明ながら神経障害を含む神経学的合併症を引き起こすことがあります。

患者事例

ノースカロライナ州ウィンストンセーラムのウェイクフォレスト大学バプティスト医療センター神経科が実施し、『Journal of Child Neurology』に掲載された症例では、15歳の少女が膣炎治療のためメトロニダゾールを服用した後、足に神経障害を発症しました。

経過と回復

Info Medの報告によれば、メトロニダゾールの使用を中止すると神経障害は徐々に改善しますが、回復が遅いケースや長期にわたって残存するケースもあります。

考慮すべき点

『Neurology India』に掲載されたGuptaらの研究では、神経障害を引き起こすメトロニダゾールの用量や投与期間は明確に定まっていません。したがって、使用時は慎重な判断が必要です。

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