脳性麻痺と体重管理
脳性麻痺は、幼少期に発症する神経・筋肉系の障害で、疲労感や硬直、筋力低下、運動機能の低下を引き起こします。嚥下障害により体重が減少することもあれば、活動量の低下で体重が増加することもあります。適切な食事管理と運動が重要です。
影響
- 嚥下障害や咀嚼困難により十分な食事が取れず、体重が減少することがあります。
- 逆に、身体活動が制限されることでエネルギー消費が減少し、体重増加につながることがあります。
食事のポイント
体重減少を防ぐためには、カロリー密度の高い食品を取り入れることが有効です。調理時はコーン油やキャノーラ油を使用し、米や野菜、パスタに加えるとエネルギーが増えます。牛乳に脱脂粉乳を混ぜる、卵、チーズ、ピーナッツバター、レーズン、カスタード、胚芽、小麦粉、プリン、アイスクリームなどを食事に加えると、カロリーとタンパク質を補給できます。
嚥下が困難な場合は、飲み物でカロリーを補う方法も有効です。プロテイン、ビタミン、ミネラル、炭水化物を含む濃厚なミルクセーキに、はちみつ、クリーム、ピーナッツバター、バナナなどを加えて栄養価を高めましょう。市販の栄養補助飲料(Ensure、Pediasure など)も活用できます。
逆に体重増加を防ぎたい場合は、食物繊維が豊富な乾燥果物や低脂肪・無脂肪の食品を選び、総カロリー摂取を抑えます。
運動と生活指導
可能な限り日常的に低負荷の運動を取り入れましょう。ヨガや太極拳は関節への負担が少なく、柔軟性とバランスを向上させます。症状が進行し疲労や痙縮が強くなる場合は、理学療法士や医療相談員に相談し、補助付きの運動プログラムを検討してください。
