頭部外傷の主な原因は何ですか?

頭部外傷と聞くと、多くの場合は脳損傷を指します。脳損傷は軽度から重度まで幅広く、軽い頭痛から歩行・会話・思考能力の障害まで様々です。脳損傷が起こる主な原因は以下の通りです。

損傷の種類

  • 最も一般的な脳損傷は「脳震盪」で、頭部が衝撃を受けて脳が頭蓋内で揺れることで起こります。

  • 打撲(挫傷)や、脳内・脳周囲の出血(頭蓋内出血・くも膜下出血)も脳損傷の形態です。

  • 特に致命的なのは「硬膜下血腫」で、血液が脳表面にたまり圧迫を引き起こします。

転倒

  • 米国疾病管理予防センター(CDC)によると、転倒が脳損傷の最大の原因です。医療機関で治療された脳損傷の28%が転倒によるものです。

  • この統計は主に4歳未満の子どもと75歳以上の高齢者に多く見られ、バランスや歩行に問題があることが背景にあります。

交通事故

  • 15〜19歳の若年男性では、交通事故が外傷性脳損傷(TBI)の主要原因です。全体では第二位の原因となっています。

  • 自動車やオートバイの衝突は、頭部の前後揺れによる重度の脳震盪を引き起こすことがあります。外見上は出血がなくても、深刻な脳損傷が潜んでいることがあります。

スポーツ

  • CDCはスポーツ関連の頭部外傷を「打撃・衝突イベント」と分類し、米国で3番目に多い外傷性脳損傷の原因としています。

  • 野球のボールやバット、フットボールの選手同士の衝突、地面への激しい接触などが主な要因です。

  • 年間約400万件のスポーツ・レクリエーション関連頭部外傷が報告されていますが、多くは軽度で入院は不要です。

身体的暴力

  • 全外傷性脳損傷の約11%は暴行や身体的暴力が原因です。

  • 特に銃器による暴行は米国で脳損傷死因のトップで、銃器関連脳損傷のうち9割が死亡に至ります。自殺もこの統計に含まれます。

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