ガンマナイフによる聴神経腫瘍治療の結果
聴神経腫(別名:前庭神経鞘腫)は、脳内にできる良性腫瘍です。成長は非常に遅く、全脳腫瘍の約6%を占めます。1960年代に開発されたガンマナイフは、放射線を利用した非侵襲的治療法で、これまでに1万件以上の患者に適用されています。
診断
CTやMRIなどの画像検査により腫瘍の位置と大きさを正確に把握し、治療計画を立てます。
ガンマナイフ治療
ガンマナイフは201本のガンマ線ビームが一点に集束し、腫瘍だけに高線量の放射線を照射します。周囲の正常組織への影響は最小限に抑えられ、外科的切除と比べて侵襲が少ないのが特徴です。
治療結果
国際放射線外科協会のデータによると、ガンマナイフで治療した850例の聴神経腫患者の95%で腫瘍の縮小または新たな増大が止まりました。治療後1年で約3割、4年で約7割、10年で約9割の腫瘍がサイズダウンしたと報告されています。
