音響神経腫の主な症状と特徴
音響神経腫(前庭神経鞘腫)とは
音響神経腫は、第八脳神経(前庭蝸牛神経)にできる良性腫瘍です。脳組織には浸潤せず、主に内耳に接続した神経に影響を与えます。サイズに関係なく、症状は体の反応次第で現れます。
主な症状
無症状
多くの患者は自覚症状がなく、定期検診で偶然に発見されます。腫瘍の大きさと症状の有無は必ずしも比例しません。
聴力低下
第八脳神経が内耳に近いため、徐々に聴力が低下します。片耳または両耳に起こり、進行すると該当側の完全な聴覚喪失になることもあります。
耳鳴り(ティンパニー)
耳の中で鳴るような音(耳鳴り)を感じることがあります。主に腫瘍側の耳で起こりますが、対側でも感じることがあります。
めまい・ふらつき
環境が回転しているように感じるめまい(前庭機能障害)や、立ちくらみ、バランス感覚の低下が現れます。重症例では転倒や失神に至ることもあります。
顔面のしびれ・筋力低下
腫瘍が顔面神経に影響すると、患側の顔面にしびれや感覚低下が出ます。進行すると顔面筋の軽度な麻痺になることがあります。
