脳腫瘍の診断手順
脳腫瘍診断の流れ
脳腫瘍の診断は患者本人だけでなく家族にとっても大変なプロセスです。まず全身の身体検査と詳細な神経学的評価が行われます。その結果に基づき、必要に応じてCTやMRIなどの画像検査が実施されます。
必要なもの
- 神経科医
- 診療日誌(ダイアリー)
診断手順
- 全項目の確認
徹底した問診と身体診察を行います。脳に関わる疾患の兆候だけでなく、家族歴も重要です。家族に脳腫瘍や他のがんの既往がある場合、リスクがやや高くなることがあります。
- 神経科医による神経学的検査
協調性、覚醒状態、反射、疼痛反応、筋力、眼球運動などを評価します。また、言語障害の有無も慎重に聴取します。
- 画像診断(CT・MRI)
CTまたはMRIで脳内の異常組織を確認します。必要に応じて造影剤を使用し、腫瘍の有無や形状を詳細に描出します。場合によっては両方の検査を行います。
- 血管造影(アンジオグラム)
造影剤を血管内に注入し、X線撮影で脳血管の状態を評価します。血流の異常や血管の閉塞があるかどうかを確認します。
- 脊髄腫瘍の除外(ミエログラム)
脊髄のX線撮影で造影剤を脊髄液に注入し、頭部を少し下向きに傾けて造影剤が流れる様子を撮影します。これにより脊髄腫瘍の有無を確認します。
- 全身の腫瘍探索
脳内に複数の腫瘍が認められた場合や、他臓器への転移が疑われる場合は、全身画像診断(CTやPET)を実施します。
