ティーンエイジャーに見られる脳腫瘍の症状

脳腫瘍の概要

脳腫瘍とは脳にできる腫瘍のことです。思春期の子どもが腫瘍を抱えると、頭痛の増加や体調不良などを言葉で伝えることができます。症状が日常生活に支障をきたす場合、親も気づきやすくなります。腫瘍の位置によっては手術で簡単に除去できるものもありますが、深部にあるものは除去が難しいことがあります。

良性か悪性か

腫瘍が悪性(がん性)である場合、外科医は頭蓋骨を開き、CTやMRIの画像をもとに腫瘍をできるだけ多く切除します。残存した腫瘍細胞が再び増殖しないよう、手術後に化学療法や放射線療法を行うことが一般的です。良性腫瘍は増殖が遅く、手術で除去しやすく、がんではありませんが、稀に悪性化することがあります。その原因はまだ解明されていません。

身体的症状

主な身体的症状としては、頭痛、発作(けいれん)、吐き気・嘔吐、筋肉の制御障害、視覚障害、言語障害があります。腫瘍が視覚中枢を圧迫すると、ぼやけた視界や二重視、最悪の場合は失明に至ることもあります。また、言語中枢が影響を受けると話しにくくなることがあります。腫瘍の部位に応じて、筋力低下やけいれんが起こることもあります。

精神的症状

脳腫瘍は身体的症状だけでなく、精神面にも影響を与えます。うつ状態や性格の変化が見られることがあります。普段は明るい子どもが急に落ち込みやすくなるなどの変化があれば、速やかに医師の診察を受け、必要な検査を受けることが重要です。

特定の腫瘍タイプ

思春期に多く見られる代表的な脳腫瘍は、星形膠細胞から発生する「星形細胞腫(アストロサイトーマ)」と、脳室の内膜から発生する「上衣腫(エペンドィオーマ)」です。脳室は脳脊髄液が流れる通路で、脳や脊髄を衝撃から保護する役割を担っています。

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