神経遮断薬(抗精神病薬)による悪性症候群はどれほど深刻ですか?

悪性症候群(NMS)とは

神経遮断薬(抗精神病薬)を服用している患者に稀に発症する、生命に関わる重篤な状態です。症状は急激に進行し、速やかな医療介入が必要です。

主な症状

  • 高熱(38℃以上)
  • 全身の筋硬直
  • 意識障害や錯乱
  • 自律神経機能の異常(頻脈、血圧上昇、発汗など)

合併症と予後

治療が遅れると、以下のような深刻な合併症を引き起こす恐れがあります。

  • 腎不全
  • 肝障害
  • 脳障害(意識障害や痙攣)
  • 致死

過去の報告では死亡率は約10%とされていますが、早期に診断し適切に治療すれば死亡率は大幅に低下します。

対処と予防

抗精神病薬を使用中に上記の症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。治療は薬剤の中止、体温管理、筋弛緩薬やドパミン作動薬の投与などが行われます。

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