膠芽腫(GBM)の予後と特徴
膠芽腫(Glioblastoma multiforme、GBM)は、最も頻度が高く侵攻性の強い原発性脳腫瘍です。WHO ではグレードIVの星状細胞腫として分類され、症状が出る前に広範囲に増殖します。非常に悪性度が高く、治療が難しいことで知られています。
概要
GBMが引き起こす症状は、腫瘍の重量や脳組織への浸潤に起因します。具体的には、血流障害、頭蓋内圧亢進、神経障害が起こり、発作、頭痛、精神・性格の変化などが見られます。
重要性
膠芽腫は成人に最も多く見られる脳腫瘍であり、臨床上の重要課題です。
考慮すべき点
GBMの予後は概ね良好とは言えず、平均生存期間は3年未満とされています。ただし、治療に成功した一部の患者は3年以上、さらには5年以上生存する例も報告されています。
機能的側面
予後が限られる主な理由は、腫瘍が手術や放射線・化学療法による治療後も残存・再発することにあります。完全切除が難しいため、再発リスクが高くなります。
特徴的な生存者像
5年以上生存している患者は、以下の傾向が見られます。
- 女性であることが多い
- 初診時に腫瘍がほぼ全摘出されたこと
- 術後に化学療法や放射線療法を受けたこと
- 診断時の年齢が40歳未満であること
これらの要因が組み合わさることで、長期生存の可能性が高まります。
